ロケーションビジネスとは具体的にどんなことか?
密かに進行しているあのロケーションビジネスとは?
ロケーションビジネスとは、 人が集まる場所に、お金が落ちる仕掛けをどんどん作り、その1つの場所を最大限に、多角的に活かしたビジネスのことです。
具体例で言うと、コインロッカーやコインパーキング、コイン駐車場、自動販売機などです。
最初に場所(ロケーション)を確保して、目的別の仕掛け:コインロッカーや自動販売機ならロッカーや自動販売機を設置する、コインパーキングならパーキング設備を整える、などをするだけで、 後は放たらかしで、24時間・365日稼働して、勝手に収益が得られます。
俗にいう不労所得というやつです。
更には、コインロッカーであれば、ただロッカーを置いておくだけでなく、目立つ場所に広告を貼って広告宣伝費を得たり、パーキングであれば近所の飲食店やショップを紹介する看板やちらしを置くサービスをしてみたり、ショップと提携した利用者への割引などで広告サービス料が取れたりします。
こういった付随サービスや仕掛けを増やして付加価値を付け、その限られた場所(ロケーション)を最大限有効活用して、最大限のお金を儲けようというのがロケーションビジネスなのです。
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ロケーション・ビジネスでの大成功例がコンビニエンス ストアと言えるでしょう。
コンビニが出来始めた30年前は、単に物販を主体とした営業展開でした。
しかも定価販売で24時間開けていても、人件費がかかるだけだと、誰もがコンビニの将来には悲観的でした。
しかしそれから30年、コンビニの発展はどうでしょう?
日本中広範囲に(ロケーション)店舗を展開している国内コンビニエンスストアの数は、今や約40.000店舗 にものぼります。
1等地を中心に、各都市の良い立地場所には、かならずコンビニを見かけるご時世となりました。
現在は単なる物販だけでなく、他業種・他社との取り次ぎ店として、サービス手数料という収入を飛躍的に伸ばしています。
これがロケーションビジネスで、コンビニと言う1カ所のロケーションに各種付随サービス設けてお金にしている良い例です。
・公共料金支払い取次ぎ
・通信販売支払い取次ぎ
・コピーサービス
・チケット販売
・郵パック取次ぎ
・宅急便取次ぎ
・ATM手数料(昼105円 夜210円)
一つ一つの手数料はわずかでも、これらが24時間年中無休で開いているコンビニというロケーションで積み重なると、大きな収益ビジネスとなるのです。
新たなロケーションビジネスとして、急速に広まってきているのが携帯電話の充電器設置のビジネスです。
各携帯、モバイル機器対応のコイン式充電器を全国の駅やコンビニ、ショップ、美容院、ファーストフード店、公共施設など、全国の主要な場所に設置していこうとしています。
この充電器を10万台設置して、携帯電話の充電インフラ整備がされた後、この充電ステーションを情報インフラとして活用することで、新たなビジネスチャンスが訪れると言う構想です。
この充電器設置場所に広告媒体を設置して情報配信をしたり、携帯サイトにこの充電器設置場所検索を載せて、設置先ショップとコラボしたり宣伝広告をしたりのサービスで新たな収入が得られるようになるのです。
モバイル機器充電器の設置場所というロケーションを活用した2次的、3次的ビジネス、これがロケーション・ビジネス・プロジェクト(LBP)と言われています。
日本ではまだ認知度の低い携帯電話充電器ですが、韓国や中国では既に大規模に広がっいて、駅や空港はもちろん、街中にもかなりの数が設置されています。
さぁ、これから日本での充電器設置ビジネスは韓国や中国のように広がっていくのでしょうか?
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